平地から低山地の開けた池沼、水田、プールなどに生息するトンボの仲間。
体長は38mm〜45mmになります。胸側の2黒条は第1側縫線のものが上半で屈折して、第2側縫線のものに接続する形になります。翅の先端に黒褐色の斑紋があります。オスの尾部上付属器は真直ではなく、先端はやや上に反り返ります。副性器の後鉤の前枝は起立しません。生殖弁はやや長く伸び浅く2叉します。メスは額上部に小さな眉班があり、オスにはありません。未熟なうちは黄褐色ですが、成熟したオスは頭部も含め赤化し、メスは背面が橙色になります。ノシメトンボに比べると小型で、やや太めです。
食べ物は、他の昆虫を捕えて食べます。
幼虫はヤゴです。
生活型は卵→幼虫→成虫の、不完全変態(半変態)を行います。
産卵形態は、連続打水産卵です。雌雄が連結したまま行うことが多いですが、メスが単独で行うこともあります。 |