平地から低山地の池沼、湿地、湿原、水田などに生息するトンボの仲間。
腹長は24mm〜25mm、後翅長は25mm〜30mmになります。未成熟個体の体色は橙黄色の地に、黒条があります。オスは成熟すると、複眼、顔、胸、背、腹を含めて、体全体が真っ赤になります。下唇の中片は側片同様に黄白色ですが、時に判別は難しくなります。胸側の第1側縫線に沿う黒条は太く、先端は直角に近く切断されます。オスの副性器の後鉤の前枝は短く、先端の湾曲は著しくありません。
食べ物は、他の昆虫を捕えて食べます。
幼虫は楕円形のヤゴです。腹先に尾(エラ)はありません。
生活型は卵→幼虫→成虫の不完全変態(半変態)を行います。雌雄が連結し、草むらや稲穂の上で打空産卵します。
越冬形態は卵です。成熟すると水辺に戻りメスを探しますが、あまり積極的な縄張り行動は行いません。
アキアカネに良く似ていますが、一回りくらい小型です。羽化後は、水辺近くの木々に分散して過ごします。 |