[名前・種類] |
アジサイ |
[学名] |
Hydrangea macrophylla f. hortensia |
[英名] |
Hydrangea |
[名前の由来] |
紫陽花。「藍色が集まったもの」を意味する「あづさい(集真藍)」が転訛したことから。
唐の詩人白居易が別の花に名付けたものからなど。 |
[分布] |
日本原産 |
[科名] |
ユキノシタ科アジサイ属 |
[花色] |
紅色・青色(冬芽:茶色に掲載) |
[花期] |
5月・6月 |
[特徴・解説] |
ガクアジサイの花序全体が、装飾花に変化させた改良品種。古くから栽培されていました。
アジサイを世界に紹介したのは、オランダのシーボルトです。日本での植物研究「フロラ・ヤポニカ」に発表しました。シーボルトはこの花を気に入り、妻の楠木滝の愛称を学名にあてました。
日本産アジサイをヨーロッパで改良したものを、特にセイヨウアジサイと呼んでいます。シーボルトが来日する23年前の1790年、中国からロンドンのキュー植物園に伝わり、品種改良が加えられました。19世紀初期にはすでに紅色品種が作られました。20世紀にはベルギー、オランダ、フランスで多くの品種が作られました。日本のアジサイより全体に大型で、土壌の酸性度や土壌中の肥料分の違いによって、花の色が微妙に変化します。
現在では、公園、植物園をはじめ、さまざまな場所で栽培されています。
園芸では、属名の英語読みでハイドランジアの名前で流通しています。 |
[感想] |
梅雨時期になると立派な花を咲かせてくれる花木、アジサイ。最近ではほとんどが改良された品種です。原種を探すのは困難かなー。改良された品種ほど、挿し木の成功率も下がっちゃうんだよね。改良品種は色素の関係でしょうか、花色の変化は少ないようです。
梅雨時期は綺麗ですが、真冬の間は完全に枝だけになっています。1枚の葉すら残っていません。ですが枝先を見てみると、ちゃんと冬芽ができています。茶色いような、紫色のような、黒色っぽいような、表現の難しい色をしています。冬期の植物観察は、冬芽の観察って感じになりますねー。
アジサイの成長サイクルは少し変わっていて、花が終わってしばらくすると、葉も枯らして休眠期になってしまいます。剪定が遅れると、来年の花付きが悪くなってしまいます。なのでアジサイの剪定は、花が終わった直後にやらないと、間に合わないんですよねー。育て方がちょっと変わっていて、小難しいんですよ。 |
[写真撮影] |
2008年01月26日 |
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