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 カンアオイ

カンアオイ

[名前・種類] カンアオイ
[学名] Heterotropa nipponica
[英名] Asarabacca
[名前の由来] 寒葵。葉の形がアオイに似て、冬でも枯れずに緑色をしていることから。
別名、カントウカンアオイ(関東寒葵)。
[分布] 関東地方〜中部地方
[科名] ウマノスズクサ科カンアオイ属
[花色] 暗紫色(葉:緑色に掲載)
[花期] 1月2月10月11月12月
[特徴・解説]  山地、丘陵の林下に生える常緑性の多年草。
 茎は地をはい、暗紫色で節が多く、芳香があります。
 葉は長さ6cm〜10cmの卵円形〜卵形です。先端は尖り、基部は深い心形をしています。表面は濃緑色で、白斑や白脈があります。葉柄は長く、紫色を帯びます。
 花は径約2cmで、暗紫色〜淡緑褐色をしています。葉柄の基部に1個つき、地にうもれるようにつきます。花弁はなく、多肉な萼の先は3裂します。3個の萼裂片は筒部より短いです。内側に格子状の隆起線があります。
[感想]  何度か写真を撮ったことはあるんですが、すべて被写体ブレで掲載できませんでした。やっとブレのない写真が撮れたので掲載。生い茂る木々の下の日陰に生える植物なので、どうしても暗くなってしまい、綺麗に写真が撮れなかったんですよー。
 たぶん雑木林を歩いていて、普通に見かけている植物だと思うんだけど・・・。周囲に似たような形をした葉がたくさんあるので、カンアオイの存在を見逃してきているんだと思います。今回は看板が出ていたので、カンアオイだということがわかりました。出てなかったら、気に留めることもなく通り過ぎていたと思う(^^;)
 カンアオイは根元部分に花を咲かせるっていうのは知っていたので、軽く落ち葉をどかしたりして花を探してみたんですが・・・。残念ながら花は見付かりませんでした。カンアオイの花というのは、もっと気合いを入れて探さないと見付からないらしいです。軽く落ち葉をパラパラとどかしたくらいでは、見付からないらしい。基本的に自然には手を付けずに写真だけを撮るタイプなので、カンアオイの花を見ることはできないかもしれない・・・(TωT)
[写真撮影] 2008年01月26日
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