[和名・種類] |
ニワトコ |
[学名] |
Sambubucus racemosa ssp. sieboldiana |
[英名] |
Japanese red elder |
[名前の由来] |
別名、セッコツボク(接骨木)。枝や幹を煎じ水飴状にしたものを、骨折した患部に湿布すると効果があるという伝承から。 |
[分布] |
本州以南、朝鮮半島南部、中国 |
[科名] |
スイカズラ科ニワトコ属 |
[花色] |
黄白色〜帯淡紫色(冬芽:緑色に掲載) |
[花期] |
3月・4月・5月 |
[特徴・解説] |
山野の林縁に生える落葉低木〜小高木。
高さ約6mになります。下部からよく分枝し、枝は放射線を描くように伸び、独特な樹形になります。樹皮は黒灰色で、厚いコルク質があり、深くひび割れます。
葉は対生し、奇数羽状複葉で、長さ8cm〜30cmです。花のつく枝の葉の小葉は2対〜3対、花のつかない枝の葉の小葉は3対〜6対です。小葉は長さ3cm〜10cm、幅1cm〜4cmの長楕円形です。ふちには細かい鋸歯があります。葉形や毛の有無など、変異が多いです。
新枝の先に直径3cm〜10cmの円錐花序を出し、直径3mm〜5mmの小さな花を多数つけます。黄白色で、淡紫色を帯びます。
果実は長さ3mm〜5mmの卵球形の液果です。6月〜8月に暗赤色に熟します。
花、枝、葉は民間薬として使われます。髄は顕微鏡観察用の切片を作る時に材料を挟んで切るのに利用されます。 |
[感想] |
またしても正体不明の植物を見付けてしまった・・・。図鑑と見比べてみたんですが、わかりませんでした。小さなブロッコリーのようなのですが、園芸品種なのかなぁ〜?花芽もまだまだツボミの状態にすら成長してないし。
しかし、努力の結果、ついに名前が判明しました、ニワトコでしたー。野性の姿で見かけるニワトコと、育てられたニワトコとでは樹形が違うのでわかりませんでしたぁ〜。植物観察は日々発見の連続です。
ニワトコの果実は真っ赤に熟して美味しそうなんですが、青臭くて不味いらしです。でも、果実酒にしたりするのかな?ニワトコを山菜として食べる人もいるけど、ニワトコって毒があるんだよね・・・。お腹壊さないのかな? |
[撮影日] |
2007年02月28日 |
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