河川敷、堤防などに生える、越年草の野菜。
高さ30cm〜100cmになります。無毛で、白緑色です。
上部に黄色の4弁花を多数つけます。上方の花は、つぼみとほぼ同じ高さにあります。花は、セイヨウアブラナよりやや小型です。萼片は、開花時には斜め上に向かって立ちます。
茎葉は、全縁で、基部は茎を抱きません。下部の葉は、長さ約30cmになり、しばしば羽状に分裂し、縁には鋸歯があります。
果実は長さ5cm〜10cmの長角果です。先端に6mm〜9mmの嘴があります。種子繁殖します。
ソ連で芥子を採取するために栽培されていたものが、ヨーロッパかアメリカを経て、日本に渡来したと考えられています。現在ではエジプト、ロシア南部、インドを中心に、世界各地で栽培されています。種子は芥子の原料となり、塔立ちした茎は漬け物などの食用になります。温帯を中心に帰化しています。セイヨウアブラナに非常に良く似ています。
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