中国原産の落葉低木。
高さは約2mになります。小枝には刺があります。
葉は互生し、葉身は長さ4cm〜8cmの楕円形または長楕円形です。先端は尖り、縁には鋭い鋸歯があります。
花は葉の展開前に開花し、直径2cm〜5cmになります。バラ科ではめずらしく、両性花と雄花が混生します。
果実は長さ8cm〜10cmのナシ状果で、7月〜8月に黄色に熟します。種子は長さ約8mmです。
庭木、公園樹、盆栽などに利用されます。日当たりが良く、水はけの良い土壌を好みます。また、果実は砂糖煮、果実酒として食用になります。干した果実は痛み止めなどの薬用になります。しかし果実は害虫被害を受けやすいです。
平安時代に渡来したと言われ、日本各地で植栽されています。多くの園芸品種が存在し、同じ株に紅色や白色の花を付ける東洋錦、緋色の花が咲く緋の衣、八重咲き大輪の白花が咲く大八洲などがあります。
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