河原、荒れ地、畑などに生える、夏緑性多年生シダ植物です。
地下茎は暗褐色で長く這い、細毛が生えます。まばらに茎を出し、胞子茎の成長後、栄養茎を伸ばす2形性をなします。
栄養茎は円柱状で緑色で、径3mm〜4mm、節間から輪生状に枝を出します。緑色で光合成を行い、高さは20cm〜40cmになります。
胞子茎は栄養茎の出る前に生え、淡褐色で肉質、枝は出しません。袴(はかま)と呼ばれる、茶色で輪状の葉が茎を取り巻きます。頭部から4本の腕(弾糸)を持ったたくさんの胞子を出します。弾糸は乾燥と伸び、湿ると巻き付きます。
胞子茎はつくしと呼ばれ、佃煮にして食用になります。農業では駆除が難しい雑草として扱われます。
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