[名前・種類] |
スズメノテッポウ |
[学名] |
Alopecurus aequalis var. amurensis |
[英名] |
Orange Foxtail |
[名前の由来] |
雀の鉄砲。花穂をスズメが使う鉄砲に見立てたもの。
別名、スズメノマクラ(雀の枕)、ヤリクサ(槍草)。スズメが使う枕や槍に見立てたもの。
別名、ピーピーグサ(ぴーぴー草)。穂を抜き取った葉鞘を草笛にしてピーピー吹き鳴らして遊ぶことから。 |
[分布] |
北海道〜沖縄 |
[科名] |
イネ科スズメノテッポウ属 |
[花色] |
淡黄緑色 |
[花期] |
4月・5月・6月 |
[特徴・解説] |
春の田起こし前の水田、畑、湿った場所などに生える一年草〜越年草。
茎は根元で曲がって直立し、高さ20cm〜40cmになります。全体に軟らかく、緑白色を帯びます。
茎先に長さ4cm〜6cmの円柱状の花序を出します。広卵形の長さ約3mmの小穂を密集して多数つけます。小花は1個つきます。苞頴は小花と同長で、白い毛が生えます。小花の外花頴の先端には短い芒があり、わずかに小穂の外に出ます。雄しべは3個あり、葯ははじめ淡黄色で、花粉放出のあとは黄褐色になります。
葉は長さ5cm〜15cm、幅1.5mm〜4mmの線形で、縁には細かい鋸歯があります。葉舌は白い膜質で長さ2mm〜5mmです。
良く似た植物にセトガヤ、オオスズメノテッポウがあります。 |
[感想] |
イネ科の植物は見分けが難しいから嫌いだぁー(>_<)。しかもイネ科の植物だとばかり思っていたら、カヤツリグサ科の植物だったりすることもあるし。いつになったら見分けられるようになるんだろう、知れば知るほど、見分けることの難しさを感じます。
スズメノテッポウはとっても変わった和名が付けられた野草ですね。テッポウはもちろん、鉄砲なんですが。どこからどう見ても、鉄砲のようには見えないんですよねー。鉄砲の特徴といえば弾が出ることですが、スズメノテッポウからは飛び出してくるようなものは何もないし。果実が弾けて種子が飛び出すような植物に、スズメノテッポウという名前が付けられるなら納得できますが・・・
いくらスズメであっても、鉄砲としての機能はまったくありません。スズメノテッポウ属で新種が発見されたら、スズメノレールガンとか名付けて欲しいなぁー。 |
[写真撮影] |
2008年04月13日 |
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