南アフリカ原産の多年草。昭和頃に園芸種として輸入されましたが、海岸付近で野生化しています。
茎は太さ5mm〜7mmで、倒伏し地面を這うように広がり、根を出して増えます。
花茎を伸ばし、直径約12cmの、赤紫色や白色、淡黄色の花を付けます。花弁は多数あり細い舌状で、葯は黄色です。日中の明るい時間に開花し、夜間や雨天・曇天の時は花を閉じます。
葉は輪生し、長さ4cm〜7cm、幅7mm〜10mmの多肉質な3稜形です。
果実は長さ17mm〜20mmの卵形〜球形です。裂開せず、熟すと柔らかくなります。
花壇や鉢植えに利用されるほか、原産地ではイチジク状の果実は食用にされます。日本ではほとんど結実しません。日当たりが良く水はけの良い、乾燥した土を好みます。挿し木で容易に増やすことができます。繁殖力が強く、耐塩性・耐乾性があるため、海岸近くで野生化しています。
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