[和名・種類] |
アゼナルコ |
[学名] |
Carex dimorpholepis |
[英名] |
- |
[名前の由来] |
畔鳴子、畦鳴子。田のあぜ道に生え、小穂が鳥を追う鳴子のように並んで垂れ下がることから。
別名、アゼナルコスゲ(畔鳴子菅)。 |
[分布] |
日本各地 |
[科名] |
カヤツリグサ科スゲ属 |
[花色] |
緑色 |
[花期] |
5月・6月 |
[特徴・解説] |
平地、河原、田のあぜの湿地に生える多年草。
茎は高さ40cm〜80cmになり、しばしば大株になります。茎は鋭い3稜形で、上部はざらつきます。
葉は黄緑色でややかたく、幅0.4cm〜1cmの線形です。根元の葉は茶褐色の葉鞘だけになっています。
茎の上部に4個〜6個の円柱状の小穂を付けます。上部の2個〜4個は先端部に雌花、基部に雄花を付け、雄花の部分は細くなります。下部の小穂は雌性で、雌花だけがつきます。雌花の鱗片は先端が凹み、その中央からざらつく芒(のぎ)が出ます。
果胞は長さ2.5mm〜3mmの扁平な広卵形で、細かな突起があります。柱頭は2個です。 |
[レポート] |
アゼナルコの花の写真です。別名を、アゼナルコスゲともいいます。
分類的には普通種になりますが、湿地などの環境が少なくなっているため、あまり目にする機会はありません。特に都市部や市街地では、見かけることはありません。三浦半島でも宅地開発などで湿地や田んぼがなくなってしまったので、ほとんど見かけることがないですね。自分から探しに行かないと、見付けることはできないですね。
植物図鑑を作成していますが、目的の植物を決めて植物観察に行っているわけではなく、道端植物観察なので、湿地に生える植物に出会う機会はほとんどないんですよねー。田んぼとかないし、山の中を分け入ったりもしないし、ハイキングコースは疲れるから行かないし。
誰でも見付けられる植物を掲載する図鑑ということで、ご勘弁を。 |
[写真撮影] |
2008年05月13日 |
[関連ページ] |
|