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ヒラドツツジ


ヒラドツツジ
[和名・種類]

ヒラドツツジ

[学名]

Rhododendron × pulchrum

[英名]

Snow azalea

[名前の由来]

平戸躑躅。長崎県平戸市で栽培されていたことから。

[分布]

日本各地

[科名]
ツツジ科ツツジ属
[花色]
紫色紅桃色紅紫色白色
[花期]

4月5月

[特徴・解説]

 沖縄産のケラマツツジ、日本の自生種のモチツツジ、キシツツジからなる半常緑低木の自然交配種。
 高さは1m〜3mになります。
 花は通常は直径約10cmですが、ケラマツツジの遺伝子を持つため、大きなものでは15cmになるものもあります。花色は品種によって多様です。葉の展開とほぼ同時に開花します。花冠は5裂し、雄しべは10個、花糸には毛があり、花柱は無毛です。子房には白い長毛があります。二重咲きや、八重咲き品種が少ないのも特徴です。
 葉は互生し、枝先に集まって付きます。葉身は長さ5cm〜11cmの長楕円形で、両面に毛があり、縁と葉柄にも毛があります。葉の裏にはダニが付きやすいです。
 自然交雑し、さまざまな形の花、花色、葉のツツジが生まれ、その中から選び出されて栽培されました。1712年の『和漢三才図会』に紹介されています。現在では交配が重ねられ多くの園芸品種が作出され約300品種あります。
 寒さに強く丈夫なため、庭木、街路樹、公園木、生け垣などに利用されます。

[観察・感想]

 ピンク色のヒラドツツジ。
 ツツジの仲間は園芸種が多くて、見分けるのがとても難しいです。とくに、普通に見かけることのできるツツジは園芸種になるので、図鑑を見ても掲載されていないことも多くて・・・
 とりあえず、大輪のツツジといえば、ヒラドツツジかなって感じです。
 ピンク色や白色が多くて、紅紫色のものはオオムラサキって呼ばれるようです。オオムラサキもヒラドツツジになると思うんですが、オオムラサキだけ品種名で呼ばれているみたいです。

[写真撮影]

2009年05月02日

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