[特徴・解説] |
人家付近の道端、荒れ地など、さまざまな場所に普通に生える、北アメリカ原産の一年草〜越年草。
茎は直立し、上部で分枝し、高さ20cm〜60cmになります。しばしば群生します。
葉は濃緑色で、光沢があります。根生葉はロゼット状で、長さは4cm〜15cmになり、花期には枯れてしまいます。茎葉は長さ1.5cm〜5cmの倒披針形〜線状楕円形です。
枝先に総状花序を出し、直径約3mmの緑白色の小さい花を多数咲かせます。萼片は4個で、緑色です。花弁は4個ですが、時に花弁のない花もあります。雄しべは6個で、4個が長くなります。
果実は長さ約3mmの広楕円形〜円形で、周囲に狭い翼があり、先端が少し凹みます。短角果で、側面から隔壁を垂直に潰す形で扁平になります。種子は各室に1個だけです。
日本には、明治時代中期に渡来しました。 |