| [和名・種類] | ウキクサ | 
         
          | [学名] | Spirodela polyrhiza | 
         
          | [英名] | Great duckweed | 
         
          | [名前の由来] | 浮草。水面に浮くことから。 別名、ナキモノグサ(無者草)。秋に姿を消し、春にまた姿をあらわすことから。
 古名、カガミグサ(鏡草)。鏡のような形をしていることから。
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          | [分布] | 日本各地 | 
         
          | [科名] | ウキクサ科ウキクサ属 | 
         
          | [花色] | 黄色(葉:緑色に掲載) | 
         
          | [花期] | 8月・9月 | 
         
          | [特徴・解説] | 水田や池など、水流のない水面に浮遊する多年草。 葉と茎が融合した葉状体となります。長さ5mm〜10mm、幅4mm〜8mmの広倒卵形で、くびれるものが多いです。表面は緑色で、裏面は紫色を帯びています。掌状に5脈〜11脈あります。基部から芽を出して増えるため、普通は3個〜5個の葉状体が繋がっています。
 裏面中央から5本〜12本の、長さ5mm〜8mmの細い根を伸ばします。
 まれですが、裏面に雄花2個と、雌花1個の白色花をつけます。膜状の苞葉に囲まれます。
 晩秋、越冬芽を作り、冬は水底に沈んで越冬します。春に水面に浮かんで、発芽します。
 日本のほか、アジア、オーストラリア、ヨーロッパ、アフリカに分布しています。良く似た仲間に、アオウキクサとミジンコウキクサがあります。アオウキクサは根が1本です。
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          | [レポート] | ウキクサの葉の写真です。 観賞魚店でホテイアオイなどの水草を購入すると、一緒に付いてくる水草。水槽という限られた空間では、水質浄化能力があるので、かなり便利な水草です。水質浄化能力の他にも、日光を遮ってくれるので、水槽がコケだらけになるのを防いでくれます。特に屋外に水槽を設置する場合は、ウキクサを水面一面に繁殖させると、コケを予防することが期待できます。
 自分もウキクサには、かなりお世話になりました。水草を購入してきても、水槽に入れると溶けてなくなってしまうことが多いのですが。ウキクサは丈夫で繁殖力も旺盛です。グロッソスティグマのように、強い光を必要とする水草を育てる場合は、照明を遮ってしまうため邪魔になってしまいますが。水草専門に育てる場合とか。魚と水草の両方を育てる普通の水槽だと、蛍光灯の電源は数日に1回、2時間〜3時間程度になると思うので、光を遮るためのウキクサはとても重要になります。
 増殖しすぎたら、網ですくって捨ててしまいます。こうすることで、水槽内の栄養分を取り除くことができます。
 アクアリウムをやってると、ウキクサや貝類は邪魔者扱いされてしまうことが多いんだけど。ウキクサはコケの予防、貝類はコケ取り部隊として活躍してくれます。
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          | [写真撮影] | 2008年06月19日 | 
         
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