[和名・種類] |
キュウリ |
[学名] |
Cucumis sativus |
[英名] |
Cucumber |
[名前の由来] |
胡瓜。西域から渡来してきたことから、中国西部の民族胡のウリのこと。また、漢字で木瓜と書いていたことから。 |
[分布] |
インド北部原産 |
[科名] |
ウリ科キュウリ属 |
[花色] |
黄色 |
[花期] |
7月・8月・9月 |
[特徴・解説] |
インド北部原産の一年草の野菜。
茎は細長く、つる性で、粗い毛が生え、葉腋から巻きヒゲで他物に絡みます。雌雄同株です。
葉は浅く切れ込みのある掌状です。
雌雄異花で、ともに花冠は黄色で5裂します。雄花と雌花は別々の節に付きます。単為結果するため、雄花がなくても結実します。
果実は円柱形の液果です。果皮には多数のイボがあります。若い果実は緑白色〜濃緑色で、黄色に熟します。
インドでは3000年以上前から栽培されています。漢の時代に中国に伝わり、平安時代中期に日本へ渡来しました。日本国内では、完熟した果実を食用としたため、近年まであまり栽培されていませんでした。河童の好物として知られています。
生食の他、漬け物などに使用されます。多くの品種があり、南アジア系、北アジア系、雑種、欧州系に大別されます。ビニールハウスによる促成栽培、抑制栽培などの普及によって、通年出回るようになりました。家庭菜園では、夏の露地栽培が一般的です。品種や栽培法の違いによって苦味がありますが、ククルビタミンCによります。世界一カロリーの低い果実として、ギネスブックに掲載されています。 |
[レポート] |
キュウリの花の写真です。
キュウリは雌雄同株ですが、雌雄異花なので、雄花と雌花があります。この写真の花は、雌花になります。花はすでにしぼんでいて、果実が膨らみ始めています。できたてのキュウリには、イボの部分から水分が出てくるんですね。水分補給のために食べていた地域もあるみたいです。
キュウリは雄花と雌花とで受粉しなくても、果実が結実します。人工授粉などの作業も必要ないので、栽培するには手間いらずかな?でも、病害虫の被害を受けやすい植物でもあります。家庭菜園で無農薬野菜を栽培する場合、ある程度の被害には目をつぶるのが良いでしょう。ハムシのような大きな虫は、見付けたら潰すとかすればいいけど、病気はどうすることもできないので。
日当たり、肥料、水遣りがあれば、病害虫の被害を受けるよりも、成長速度の方が早くなると思います。家庭菜園の場合、日当たりが一番の問題になるんですよね。住宅地では、日当たりを確保するのが一番難しいです。 |
[写真撮影] |
2008年06月19日 |
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