イワダレソウの花の写真です。
比較的、めずらしい植物で、海岸でしか観察することのできない植物です。海岸の砂地の上に群生するように生えています。良く枝分かれして、枝分かれした節から根が出てきて、さらに枝分かれして増えていきます。繁殖力は旺盛なものの、砂浜そのものが減少していたり、レジャー客など人に踏みつけられたりして、個体数は減少傾向にあります。貴重な海浜植物のひとつなので、大切にしていきたいですね。
ひとつひとつの花は、とても小さいです。小さいながらも、唇形花で、上は2裂し、下は3裂して、5裂する唇形花です。花の色が異なるのは、開花時期が異なるためです。花が咲いたばかりの時は白色をしていますが、次第にピンク色っぽくなっていきます。
園芸品種でもイワダレソウの仲間が出回っています。花が大きく咲くように改良されているので、花の形がだいぶ異なります。地面を這うようにして増えるので、グランドカバーなどとして利用されているようです。 |