ヨーロッパ原産の多年草。観賞用に栽培されたものが、空き地や道端などで野生化していることもあります。地下茎で増え、群生することもあります。
茎は直立し、高さ50cm〜90cmになります。特有の臭気があります。
茎の先端に、小さな花が集まった花房を作ります。頭花の直径は3mm〜5mmで、舌状花は5個です。花色は白色か、紅色です。開花期は短いものの、一斉に花を咲かせます。
葉は細かい羽状複葉で、2回〜3回羽状に深く全裂します。
観賞用に栽培されるほか、ハーブや薬草としても栽培されます。花や葉は発汗、鎮痛、解熱作用があるとされています。やや冷涼な気候を好み、高温多湿な環境は苦手です。酸性土壌を嫌うので、苦土石灰で酸度調整をすると良いでしょう。夏に乾燥させすぎると、株が弱ってしまいます。株分けで増やすことができます。
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