[名前] |
ハマナス |
[学名] |
Rosa rugosa |
[名前の由来] |
浜茄子。果実をナスにたとえたことから。
別名、浜梨(ハマナシ)。果実をナシにたとえたことから。 |
[分布] |
北海道・茨城県以北の太平洋側、島根県以北の日本海側、朝鮮半島、沿海州、中国東北部〜北部 |
[科名] |
バラ科バラ属 |
[花色] |
紅色 |
[花期] |
6月・7月・8月 |
[特徴] |
海岸の砂地に生える落葉低木です。
幹は叢生し、高さ1m〜1.5mになります。地下茎を伸ばして増え、しばしば大群落を作ります。枝には軟毛があり、太い刺が混生します。刺にも短毛が密生します。
葉は互生し、長さ9cm〜11cmの奇数羽状複葉で、3対〜4対の小葉があります。小葉は長さ2cm〜3cmの楕円形、または卵状楕円形で、先端は丸く、基部は広いくさび形、または円形になります。縁には鈍い鋸歯があり、脈は表面で凹み、シワが多くあります。裏面には短軟毛が密生し、腺が混じります。托葉は膜質で、幅が広く、なかほどまで葉柄に合着します。
花は枝先に紅色、または紅紫色の花が1個〜3個ずつ付きます。直径5cm〜8cmで大型です。花弁は5枚、花柱は5個、花柱は有毛、離生し、花ののどの部分を塞ぎます。ガク片は長さ3cm〜4cmで、背面に軟毛と細刺があります。花柄は長さ1cm〜3cmで、小さな刺があります。
果実は直径2cm〜3cmの扁球形の偽果です。8月〜9月に赤く熟し、先端にはガク片が残ります。中には長さ5mm〜6mmのそう果が入っています。赤く熟すと食用になり、ビタミンCが豊富に含まれています。
庭木、鉢植え、公園樹などに利用されます。花弁を陰干しにして目薬や風邪薬にしました。花は香水の原料として、樹皮や根皮は染料に使われます。 |
[感想] |
勇敢にして頼りになる友人のおかげで、憧れの植物のひとつだったハマナスの写真をゲットすることができました(^^)。うちは海に近いんですが、残念ながら神奈川県には生えていないので・・・
写真を見たときは「図鑑で見た写真と同じだー」などと感動してしまいました。同じ植物なので、同じで当たり前なんですが、初めて見た時の植物の感想はだいたいそんな感じです。
日本のバラを利用して、園芸用の改良されたバラが海外でたくさん生み出されたんですよね。それがまた日本に輸入されて、日本で育てられているのって、なんだか不思議ですよねー。 |
[撮影日] |
2004年08月22日 |
[関連ページ] |
身近な植物図鑑:ハマナスの果実(2004年08月22日) |