[和名・種類] |
イノデ |
[学名] |
Polystichum polyblepharum |
[英名] |
Japanese tassel fern |
[名前の由来] |
猪の手。葉柄に褐色の鱗片が多く、新葉が密に鱗片で覆われている様子がイノシシの手ににていることから。 |
[分布] |
本州〜九州 |
[科名] |
オシダ科イノデ属 |
[花色] |
褐色(葉:緑色に掲載) |
[花期] |
- |
[特徴・解説] |
常緑広葉樹林の林縁や谷筋などに生育する常緑のシダ植物。
太い塊状の根茎から、ときに1mを超す披針形の葉を放射状に束生します。葉は2回羽状で、下部の羽片は下向きに付き、下部になるほど細くなります。葉柄は長さ10cm〜25cmになり、茶褐色の鱗片が密生します。葉はややかたく、表面には光沢があります。裏面には毛状の長い鱗片があります。胞子嚢は中肋と辺縁の中間に付き、包膜は全縁です。
近縁種や種間雑種が多いのも特徴です。近縁種の見分けは、葉柄基部の鱗片がポイントになります。
丈夫で栽培が容易なため、人家の庭などに植栽されることもあります。 |
[感想] |
見分けがとても難しい植物、イノデ。どれも同じように見えるんですが、イノデの仲間にも何種類かあります。その種類すべてがわかる達人のような人に巡り会えればいいんだけど、巡り会えるわけもなく、図鑑で種類を調べています。
同定を困難にしているのは、外見がよく似た種類が多いだけじゃなくて、違う種類同士で雑種を作ってしまうということ。こうなると、もう、シロウトの僕にはさっぱりわかりません。血統書付きでお願いします(^^;)
普通に見かけるイノデの仲間ですが、実は奥が深いんです。 |
[写真撮影] |
2007年09月13日 |
[関連ページ] |
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