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スベリヒユの種子


スベリヒユの種子

[和名・種類]

スベリヒユ

[学名]

Portulaca oleracea

[英名]

Common Purslane

[名前の由来]

滑りひゆ(草かんむりに見、漢字が出ない(^^;))。茹でると滑ることから。

[分布]

日本各地

[科名]

スベリヒユ科スベリヒユ属

[花色]

黄色(種子:紫色・黒色に掲載)

[花期]

7月8月9月

[特徴・解説]

 日当たりの良い田畑、道端、庭などに生える一年草。
 全体が無毛で、多肉質です。茎は赤紫色を帯び、地を這って広がるように斜上し、長さ10cm〜30cmになります。
 枝先の葉の中心に、径6mm〜8mmの黄色い5弁花をつけます。萼片は2個です。日が当たると開き、暗くなると閉じます。軽く雄しべに触れると、マツバボタンと同様にゆっくりと曲がるのが観察できます。
 葉は互生し、長さ1cm〜2.5cmのへら形〜長楕円形で、葉質は多肉質で厚いです。
 果実は長さ約5mmの蓋果(がいか)です。熟すと横に裂け、上部が脱落します。黒い種子が多数入っています。淡褐色のひものように見えるのは種柄です。
 茎を茹でて干して保存します。乾燥したものを茹で戻して食べます。

[観察・感想]

 スベリヒユの種子の写真です。
 スベリヒユの果実は、とても変わっていますね。果実にフタのようなものが付いていて、果実が熟すと、フタがポロっと落下するんですよ。その中に、小さな種子がたくさん入っています。
 果実が縦に裂けるっていう植物はたくさんあるのですが。横に裂けて、フタ状になるっていうのは、スベリヒユ科の特徴なんですかねー。野生下で、果実のフタがパカっと外れた状態の果実っていうのは、めずらしいんじゃないかなー。スベリヒユって、どこにでも生えている植物ですが、花が咲いているのも、あまり見かけないからなー。
 花が咲かない植物ってわけではないんですよ。黄色の花を咲かせる植物です。
 食用にもなる野草でもあります。地域によってですが、頻繁に食べる地域もあったりします。味はというと、シャキシャキしていて、ヌルヌルしてる感じですかねー。健康野菜だと思います。

[写真撮影]

2008年09月04日

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