市街地、道端、畑地、荒地などに生える、南アメリカ原産の一年草。
茎は不規則に分枝し、高さは60cm〜120cmになります。全体に特有の臭気があります。
葉は互生し、長さ3cm〜10cmの長楕円形で、粗い鋸歯があります。表面は平滑で無毛、裏面には淡黄色の腺点が多くあります。
枝先に緑色の花穂を円錐状に多数つけます。花穂には葉状の苞があり、両性花と雌花が混じって咲きます。
果実は偏球形の胞果で、花被片に包まれ、種子は光沢のある黒褐色をしています。
日本には江戸時代に渡来し、大正時代から増え始めました。世界では温帯地域に広く帰化しています。ました。茎や葉にほとんど毛がないものをアリタソウとし、毛が多いものをケアリタソウとして分ける考えもありますが、毛の多少は連続しているため区別は困難です。ハーブや生薬として使用されます。 |