アカザ科

アカザ科の植物の特徴

赤いの

　乾燥地や、アルカリ性の土地に多く、塩分も含む海岸の砂地などに生える植物です。草本、まれに低木もありますが、日本産はすべて一年草です。世界では約140属、1500種あり、日本在来種は6属14種、帰化植物は約20種あります。
　栽培されている植物の中には、ホウレンソウ、フダンソウ、砂糖の原料となるピート（甜菜）などがあります。このため、ホウレンソウ栽培の前には、石灰を蒔いて土を中性〜アルカリ性にします。通常ですと、土は弱酸性をしていることがほとんどです。
　花は小さくて目立ちません。花被片は花のあとも残って、果実を包みます。果実は胞果と呼ばれ、薄皮のような果皮の中に、種子が１個入っています。葉は普通は互生し、まれに対生し、時には多肉化するものもあります。