インド原産のつる性一年草の野菜。
茎は細長く、巻きひげで他物に絡み付き、長さは4m〜5mになります。
葉は互生し、掌状で、淡緑色です。
雌雄同株です。雌雄異花で、雄花と雌花があります。葉腋に黄色の5弁花を付けます。
果実は長楕円形か紡錘形で、表面に多数のこぶ状突起があり、長さ20cm〜50cmになります。若果実は緑色で、成熟すると軟化し橙黄色になり、果皮が裂開し紅色の果肉があらわれます。熟した種子の表面は、ゼリー状の赤い仮種皮が覆っています。
未熟な果実は苦味があり、野菜として炒め物などに利用されます。熟した種子を覆うゼリー状の仮種皮は、甘味があり食用になります。病害虫に強く、丈夫で育てやすいことから家庭菜園に適しており、真夏に日除け用の緑のカーテンとしても利用されます。日本には江戸時代に中国から渡来しました。
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