日当たりの良い道端や、林、川岸の荒れ地などに生える、つる性の多年草。
茎は基部は木質化し、無毛で長く伸び、他物に絡みつきます。
葉のわきから円錐花序を出し、経約2cm〜2.8cmの花弁状の白い4萼片をつけます。花弁はなく、上向きに咲き、中心には多数の雄しべと雌しべがあります。
葉は長さ3cm〜7cmの卵形〜卵円形の小葉3個〜7個からなる奇数羽状複葉です。小葉は厚くやや光沢があり、形は変化が多いです。葉柄は他物に触れると、長く伸びて絡み付きます。
果実は長さ7mm〜8mmの扁平な卵形のそう果です。花後、雌しべの花柱が約3cmほど伸び、白色の羽状の毛が密生します。種子は風に乗って運ばれます。
有毒植物です。葉や茎の汁はプロトアネモニンが含まれ、刺激が強く皮膚炎の原因になります。漢方では根を威霊仙と呼び、利尿、鎮痛などに用います。
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