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ブラシノキの花


ブラシノキ

[和名・種類]

ブラシノキ

[学名]

Callistemon speciosus

[英名]

Scarlet bottlebrush

[名前の由来]

ぶらしの木。花の形がブラシに似ていることから。
別名、キンポウジュ(錦宝樹)。

[分布]

オーストラリア原産

[科名]

フトモモ科ブラシノキ属

[花色]

濃紅色

[花期]

5月6月9月10月

[特徴・解説]

 オーストラリア原産の、常緑低木です。
 高さは3m〜7mになります。樹皮は粗く深く裂けます。枝は、花序の先端から伸びます。
 葉は互生し、長さ5cm〜10cm、幅8mm〜15mmの、披針形です。革質で、先端は鋭く尖ります。
 本年枝の先端に、長さ10cm〜25cmの大型の穂状花序を出します。濃赤色の雄しべが目立ちます。花弁は紅色で5個ありますが、開花時に萼片と一緒に落ちます。葯は暗紅色です。
 果実は、木質化した刮ハです。果実は数年間、枝に付き、火災に遭うと割れて粉状の種子を放出します。
 良く似た仲間が多く存在し、マキバブラシノキ、ホソバブラシノキ、ハナマキなどがありますが、見分けは難しいです。日本には、明治時代中期に、渡来しました。庭木などに使用されます。

[観察・感想]

 ブラシノキの花の写真です。
 昔から「名は体を表す」とは良く言ったもので、まさにその言葉がピッタリの植物です。どこからどう見ても、完全にブラシで、ブラシ以外の何物でもありません。ブラシの木と名付けた人は、まさにそのままの名前を付けたもんだなーと、感心してしまいます。
 図鑑を見ていて、以前から気になっていた植物なのですが。一度も出会うことのない植物でした。特徴的な花の姿から、一度は目にしてみたいなーと思っていました。自分の狭い行動範囲の中では見たことがないし、今まで一度も見たことのない植物です。この花を見れば、一度見れば、忘れることはないだろうと思うのですが。
 長年、探し続けて、やっと見付けることができました。その姿を見たら、まさにブラシノキでした。図鑑の写真を見てビックリしましたが、実物を見てまたビックリでした。
 ブラシノキの仲間は、約30種ほど存在します。外見上はとても良く似ていますが、園芸品種ではなくて、違う種類の植物になります。あまり差異がないので、見分けるのはかなり難しいです。ハブラシの木とか、デッキブラシの木とかもあったら、面白いんだけどなー。

[写真撮影]

2008年10月04日

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