タイワンホトトギス

[和名・種類]

タイワンホトトギス

[学名]

Tricyrtis formosana

[英名]

Toad lily

[名前の由来]

台湾杜鵑草。台湾原産のホトトギスのこと。

[分布]

沖縄、台湾

[科名]

ユリ科ホトトギス属

[花色]

淡紅色

[花期]

８月・９月・１０月

[特徴・解説]

　低山の明るい木陰に生える多年草。
　茎は良く分枝して、高さ60cm〜100cmになります。開出する長毛、または短毛が生えます。
　花は散房状につき、上向きに咲きます。花被片は約3cmで、斜めに開き、淡紅色で紅紫色の斑点があります。外花被片の基部に球状の膨らみが2個あります。
　葉は互生し、細長い楕円形です。縁に鋸歯はなく、付け根は茎を抱きます。
　果実はさく果です。
　地下茎で増えます。台湾ではもっとも普通にみられるホトトギスの仲間です。日本国内では沖縄県西表島でも野生化しています。観賞用として栽培されていたものが、寺院や公園、林縁などに逸出し野生化しています。

[観察・感想]

　タイワンホトトギスの花の写真です。
　ネット上では、タイワンホトトギスとホトトギス、混同されてしまっているコトも多いみたいです。タイワンホトトギスをホトトギスとして、掲載しているサイトが多いみたいです。植物図鑑には、タイワンホトトギスの掲載が少ないからかもしれないです。タイワンホトトギスは、ホトトギスよりもヤマホトトギスに似ているかもしれないなー。
　と言いつつも、自分自身も、タイワンホトトギスの存在を知らずに。タイワンホトトギスのことを、ホトトギスだと思っていたのですが。植物に詳しい人に、タイワンホトトギスのことを教えていただきました。
　三浦半島では、ホトトギスの仲間はタイワンホトトギスが多いと思います。本来の自生地ではありませんが、観賞用として栽培していたものが野生化しているんだと思います。ヤマホトトギスが多いって聞いているのですが、自分の行動範囲が狭いためか、探しているのですが見たことがないです。

[写真撮影]

2008年10月28日