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アセビ


アセビ

[和名・種類]

アセビ

[学名]

Pieris japonica

[英名]

Japanese asndromeda

[名前の由来]

馬酔木。馬が食べると酔ったようになることから。
別名、アセボ、アシビ。

[分布]

山形県・宮城県以南〜九州

[科名]

ツツジ科アセビ属

[花色]

白色(果実:茶色に掲載)

[花期]

2月3月4月5月

[特徴・解説]

 山地の日当たりの良いところに生える常緑低木〜小高木。
 高さは1m〜8m、直径5cm〜10cmになります。樹皮は灰褐色で、縦に裂け目が入り、少しねじれます。若い枝は緑色で、稜があり、はじめは短毛が密生しますが、のちに無毛になります。
 葉は互生し、枝先に集まってつきます。幅1cm〜2cmの倒披針形〜長楕円形です。ふちの上半部に浅い鋸歯があり、少し波打ちます。革質で表面には光沢のある濃い緑色で、裏面は淡緑色をしています。展開したばかりの新葉は赤味を帯びています。
 花は枝先の葉脇から長さ10cm〜15cmの円錐花序を出します。白色の花を多数つけ、花序は垂れ下がり、花は下向きに咲きます。花冠は長さ6mm〜8mmの細い壺形で、浅く5裂します。雄しべは10個、萼は5深裂し、緑色や赤色など変異が多いです。
 果実は直径5mm〜6mmの扁球形のさく果です。上向きにつき、9月〜10月に褐色に熟し、5裂します。先端には長い花柱が残ります。種子は長さ2mm〜2.5mmです。
 有毒植物で、葉を噛むと苦い味がします。本来は山地や高地に生えますが、庭木や盆栽などに利用され、葉を煎じて殺虫剤にも使われます。

[観察・感想]

 アセビの果実の写真です。
 アセビの果実の写真と、つぼみの写真、両方を撮影することができたのですが。どっちを掲載しようか悩みぬいた末、果実の写真を掲載することにしました。どちらかっていうと、つぼみの写真の方が、良く撮れていたのですが。つぼみの写真は、すでに2枚、掲載しているので、同じような写真を掲載しても意味がないかなって思って。
 アセビって、寒い時期に花を咲かせる植物です。そのため、花の写真、あんまり持ってないんですよ。寒い季節は、デジカメを持ち歩いて、植物を探し回ったりすることも少ないので・・・。真夏と真冬は、あまり写真を撮らないですね。夏は暑いし、冬は寒いから。
 今回は熟したアセビの果実の写真を、撮影することに成功しました。ツツジ科の植物って、花の印象は強いけど、果実って印象が薄い気がします。果実はあまり目立たないものが多いので。アセビの果実も、あまり目立たないですね。
 茶色に熟すと、パカっと5つに割れます。果実の中に、とても小さな種子が入っています。

[写真撮影]

2008年10月28日

アセビのつぼみ
アセビ
アセビのつぼみ
アセビ
アセビの花
アセビ
アセビの花
アセビ
アセビの果実
アセビ
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