[特徴・解説] |
日本に大正時代に渡来し、公園、街路樹として良く植えられる落葉高木です。
高さ約20mになりますが、大きなものでは高さ40mにもなります。樹皮は灰色で、老木では黒褐色になり、縦に裂け目が入ります。枝は無毛で、楕円形の皮目が多く、コルク質が発達して、翼状に張り出します。
葉は互生し、葉身は長さ14cm〜22cm、幅9cm〜15cmで、掌状に5中裂し、掌状の5個の脈が目立ちます。ふちには不揃いの細かい鋸歯があります。表面は無毛、裏面の主脈の基部に黄褐色の毛叢があります。葉柄は長さ4cm〜12cmです。晩秋、綺麗に紅葉します。
雌雄同株です。葉の展開と同時に開花します。雄花と雌花はそれぞれ別々に頭状花序を作ります。雄花序は総状に集まり、雌花序は1個が垂れ下がります。花に花弁はありません。
果実はさく果が多数集まった集合果です。直径3cm〜4cmの球形で、さび色に熟します。花柱が刺状に残り、クリのいがのように見えます。 |