| [名前・種類] |
ゲンノショウコ |
| [学名] |
Geranium nepalense subsp. thunbergii |
| [英名] |
Dewdrop crane's bill |
| [名前の由来] |
現の証拠。民間薬として利用し、飲むとすぐに効果が出ることから。
別名、ミコシグサ（御輿草）。果実の裂開した形がミコシの屋根に似ていることから。 |
| [分布] |
北海道〜九州 |
| [科名] |
フウロソウ科フウロソウ属 |
| [花色] |
紅紫色・白色 |
| [花期] |
７月・８月・９月・１０月 |
| [特徴・解説] |
山野に普通に生える多年草。
茎は高さ30cm〜60cmになります。茎や葉には毛が生え、茎の上部、葉柄、花柄、萼には腺毛が生えます。
葉のわきから花柄をのばし、先に経1cm〜1.5cmの紅紫色、または白色の5弁花を2個つけます。萼片は5個、花柱は5裂します。人為的な原因によって、東日本には白花、西日本には紅紫色花が多く自生しています。
葉は長さ2cm〜4cmで掌状に3深裂〜5深裂します。若葉には紫黒色の斑点があります。
果実は長さ1.5cmのさく果で、心皮の上部がくちばし状に伸び、その下端に種子があります。熟すと5裂し、裂片は種子を1個ずつ巻き上げて弾き飛ばします。短毛と腺毛が多く生えます。
昔から茎葉の乾燥したものを煎じて飲み、下痢止めとして使われてきました。 |
| [感想] |
植物観察に慣れないと見間違えてしまうことの多い野草だと思います。フウロソウ科のゲンノショウコ。漢方薬などの生薬、薬草として有名です。
花をや果実を見ると、カタバミにも良く似ているんですよねー。実際に自分自身も、カタバミ科の植物だと思って見間違えていましたし(^^;)。花の雰囲気や果実の雰囲気から、同じフウロウソウ科のアメリカフウロにも似ているんですよねー。良く似た植物は実は非常に多くて、フウロソウ科フウロソウ属の植物は何種類もあり、どれも似たような外見をしています。シロウトの私には見分けが付きません。
雨の日に傘を差しながら写真を撮ったので、少しブレていたり、ピントがズレていたりします。でも雨の水滴が花弁に光って、綺麗な写真が撮れました。 |
| [写真撮影] |
2007年12月11日 |
| [関連ページ] |
|
ゲンノショウコ
