[名前・種類] |
オオイタビ |
[学名] |
Ficus pumila |
[英名] |
Creeping fig |
[名前の由来] |
大いたび。オオは大葉、イタビはイヌビワのこと。
別名、フィカス・プミラ。 |
[分布] |
千葉県以西 |
[科名] |
クワ科イチジク属 |
[花色] |
緑色(果実:紫色に掲載) |
[花期] |
5月・6月・7月 |
[特徴・解説] |
林縁に生える常緑つる性木本。
枝から気根を出して、他の木の幹や岩に張り付きます。本年枝は褐色で、短い伏毛が密生します。枝や葉を折ると、白い乳液が出ます。
葉は互生し、長さ4cm〜10cm、幅3cm〜5cmの楕円形、もしくは広楕円形になります。先端は鈍く、基部は円形です。全縁で、質は厚いです。側脈は4対あり、主脈から30度〜40度の角度で分枝します。裏面は灰白色で、葉脈が綺麗に浮き出ます。葉柄は長さ1cm〜2.5cm。はじめ短い伏毛が密生しますが、のちにやや無毛になります。成木の葉に比べ、幼木の葉は著しく小さいです。
雌雄別株です。花は葉腋に花嚢が1個ずつ付きます。花嚢は球形、または倒卵形で、雄と雌の花嚢は同形です。柄は長さ5mm〜10mmで、褐色の伏毛が密生します。
果実は果嚢で、長さ3.5cm〜5cmの倒卵形です。10月〜11月に紫色に熟します。
プミラという流通名で観葉植物として使用されます。壁面緑化にも使用されます。 |
[感想] |
変わった植物が生えているなーって、ずっと思っていたんですよ。でも手持ちの図鑑にも掲載されていなかったし、写真を撮っても綺麗な写真がなかったので、掲載することができませんでした。やっとちゃんとした写真を撮影することができました。
やはり名前がわからず、植物に詳しい人に聞いてみたところ、「オオイタビ」だと教えていただきました。あまり見かけない植物ですよね?でもでもでもぉー、観葉植物として普通に目にしていた植物だったんですよー。プミラっていう名前で売られていて、斑入り品種なんかもあるみたい。売られている観葉植物は幼木で、幼木と成木とでは外見がまったく違うので、わかりませんでしたー。
お金持ちの家の壁面に植栽されていることもありますよ。インドゴムノキの仲間なので、乳液はネバネバです。 |
[写真撮影] |
2007年12月17日 |
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