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鎌倉駅西口広場


鎌倉駅西口広場

 鎌倉駅西口にあると時計台公園です。待ち合わせ場所、喫煙所、また、憩いの場として利用されています。
 1983年(昭和58年)、JR鎌倉駅の2代目駅舎が改築され、西口周辺も一変しました。1981年(昭和56年)には江ノ電の駅舎も改築されています。なお、新駅舎のデザインに関する市民アンケートの結果、多くの人が時計塔を望んでいたため、現在の3代目駅舎にも屋根に時計塔が付けられました。
 鎌倉駅東口に通じる地下道には市民の作品が展示される「鎌倉ギャラリー50」、市役所までの約150mの道にはガス灯風街路灯が立てられ、歩道は濃茶色の小舗石が敷かれています。

●時計台
 改築前の鎌倉駅に使われていたトンガリ屋根の時計塔が移築され、広場は公園風に作り直されました。
 時計塔は高さ約9.4mあります。コンクリート製の台座は、外壁に明るい黄土色の群馬県産多胡石(たごいし)が張られた四脚台座です。トンガリ屋根の銅板は新しく葺き替えられ、直径1mの時計は太陽電池式になり、時計下部は板張りから旧駅舎の天然スレートに張り替えられました。

●ラングドン・ウォーナー博士の記念碑
 ランドン・ウォーナーとも表記されます。アメリカの美術史家で、太平洋戦争中に日本の文化財を空襲の対象から外すよう進言したとされています。
 1881年8月1日、マサチューセッツ州エセックスに生まれました。1955年6月9日に亡くなっています。

●すくすくの木
 広場内に植栽された大きなクスノキの愛称です。市民からの応募によって命名されました。

●時計塔の由来(碑文)
 1916年(大正5年)に建った洋風の鎌倉駅はたいへんハイカラで鎌倉らしい建物だった。昭和のはじめにトンガリ帽子に時計がつき、いかにもおとぎ話風のまなざしでいつも鎌倉の町を眺めていた。
 駅の改築がきまったとき、長く馴み親しんできた市民は駅舎の取りこわされるのを惜しみ、せめて時計台だけでも残したいという声がおき、青年会議所の街頭募金などもあって、大きな市民運動ともなった。このなつかしい時計台はこうして市民の熱い愛郷精神によって時計塔として残ったのである。
 1983年(昭和85年)3月、鎌倉市長 小島寅雄

●ラングドン・ウォーナー博士の碑文
 文化は戦争に優先する ラングドン・ウォーナー(米国)1881〜1955
 博士は夙(つと)に日本美術および文化を研鑽(けんさん)し造詣すこぶる深かった。太平洋戦争の勃発に際し氏は日本の三古都をはじめ全土にわたり芸術的歴史的建造物には決して戦禍の及ばぬよう強く訴えた。そして日本の多くの文化財は爆撃から免れた。博士の主張の成果というべきであろう。
 われら鎌倉を愛する有志相計り、古都保存法制定20周年を機として、ウォーナー博士が歴史と文化の保護に示した強靭な意志を永く伝え、学ぶためにこの記念碑を建てる。
 1987年4月 ウォーナー博士の記念碑を建てる会

●CULTURE TAKES PRECEDENCE OVER WAR.
DR. LANGDON WARNER (U.S.A) 1881-1955
Dr. Warner pupsued his studies of the ancient japanese arts and culture and had a profound knowledge of them.
With the outbreak of the pacific war, Dr.Warner strongly appealed never to extend the disaster of war to the three ancient cities of Japan - Kyoto, Nara, and Kamakura - as well as the artistic and historic architecture all over Japan. As a result a great deal of cultural treasures were saved from the bombing. Much of this is the result of the efforts that he made.
On the occasion of the twentieth anniversary of the ancient capitals preservation law enactment, We, all the people concerned who love Kamakura, determined by our mutual agreement to let Dr.Warner's monument stand forever in memorial to his strong will and devotion to the protection of our history and culture.
APRIL, 1987
ASSOCIATION FOR THE ERECTION OF A MONUMENT IN MEMORIAL OF DR. LANGDON WARNER

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JR鎌倉駅下車 徒歩0分 地図

鎌倉駅西口広場の写真

鎌倉駅西口広場
写真撮影:2016年12月13日
 鎌倉駅で待ち合わせといえば、第一候補は時計台のある公園ってことになるでしょー。
 待ち合わせ場所としては定番中の定番の場所すぎて、待ち合わせする人が大勢いすぎて見付けられないなんてこともあるかもしれません。
 駅構内で待ち合わせをするとしたら大仏像前がわかりやすいんですが、こちらもたくさんの人がいたりするんですよねー。

鎌倉駅西口広場
写真撮影:2016年12月13日
 この時計塔に使われている時計は、シチズンのものが使われているって聞いたことがあります。
 時計そのものは、特別なものではないみたいです。

鎌倉駅西口広場
写真撮影:2016年12月13日
 現在の鎌倉駅で使われている時計塔と、ほとんど同じデザインになっています。
 現役で使われている鎌倉駅の時計塔は、古い時計塔のデザインを踏襲して作られたのだと思います。
 市民アンケートの結果、時計塔を設置することになりましたが、市民の声が反映されることは当時としてはかなりレアなケースです。現在でもレアなケースかもしれませんが、市民の意見というのはたいていの場合、無視されてしまいます(T_T)

鎌倉駅西口広場
写真撮影:2016年12月13日
 時計塔は台座部分の方が大きいんです。台座の下は通り抜けることができます。
 子供の頃はくぐり抜けて遊んだりもしたけど、大人になってからはなんとなく恥ずかしくてくぐり抜けたことがありません。
鎌倉駅西口広場
写真撮影:2016年12月13日
 時計台公園内にある「くすくすの木」です。
 大きくて立派なクスノキ、きっとこの公園のシンボルツリーにするべく植え付けられたのではないでしょうか。
 市民公募によって「くすくすの木」って名前が付けられました。

鎌倉駅西口広場
写真撮影:2016年12月13日
 ウォーナー博士の記念碑です。
 日本の古都や古い遺産はウォーナー博士の進言によってに爆撃されずに済んだと言われていますが、実際のところはそうでもないみたいです(^^;)
 でも、せっかく記念碑まで作られたので、ウォーナー博士の鉱石を称えたいと思います・・・?

鎌倉駅西口広場
写真撮影:2016年12月13日
 ウォーナー博士のレリーフです。
 写真をもとに作られたんだと思います。ネットで検索すると、このレリーフの元写真は見付かりませんでした。
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