変わった目立たない場所にあるし、階段を登ってもその先は行き止まり。おそらく観光客では訪れる人もいないと思われる、小さなお社です。階段も急だし・・・
志一稲荷は、「しいちいなり」と読みます。
筑紫の国(現在の福岡県)の僧侶に志一という者がいました。訴訟事件があって鎌倉まで来ましたが、文状を本国に忘れてきてしまいました。
ところが、志一が常に可愛がっていたキツネが、一晩でその文状を持ってきてくれて、志一に文状を手渡すとその場で死んでしまいました。
そこで志一は、キツネを稲荷に祭ったのが、志一稲荷の始まりです。
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