本尊の阿弥陀如来立像は、三浦市の指定文化財となっています。脇侍は聖観音菩薩立像、弘法大師坐像、不動明王坐像です。
『初声村誌』、『寺院明細帳』によれば、宮田太郎貞明が建武年間(1334年〜1336年)に建立したとされています。
その後、1685年(貞亨2年)、岩神村の田中吉左衛門(現田中勲家)が、近くの古屋敷という場所から現在の場所に堂宇を移して再建しました。
途中、何回かの修復がなされ、1971年(昭和46年)12月、現在の本堂が建てられました。
宮田太郎貞明は三浦一族のひとりで、佐原義連→佐原盛連→佐原時連→杉本宗明→三浦時明→三浦貞連→宮田貞明→宮田貞澄→宮田貞泰→宮田藤貞→宮田義三と続いていきます。宮田という名字から察するところ、この辺り一帯を治めていた一族であると考えられます。 |