良くみると、屋根にはちゃんと鯱(しゃちほこ)が乗っていますね。残念ながら金の鯱ではありません。青銅製か瓦製か、どっちかなのかなー。普通は瓦製ですが、写真で見るとちょっと青色っぽいんですよねー。
鯱は想像上の海水魚で、シャチではありません。頭は虎に似ていて、波を起こし雨を降らせると言われています。寺院に設置される鴟尾(しび)と同様に、火災を防ぐためのまじないのようなものです。
室町時代末期ごろから、城郭の棟飾りとして設置されるようになりました。
当初は小田原街道の始点として、小田原口と呼ばれていました。
1636年(寛永13年)、これまでの柵戸仕立の門を、現在のような桝形門に改築しました。この近辺はサクラが大変美しかったことから、桜田門と呼ぶようになりました。
1923年(大正12年)、関東大震災で一部が破損したため、鋼鉄土蔵造りに改修されました。
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