どこの御濠でも同様ですが、外来種、特にブラックバスやブルーギルなどの外来生物の問題、水質悪化の問題を抱えています。
1906年(明治39年)、日露戦争の戦勝を記念して皇居外苑を縦断する凱旋道路が造られたため、皇居外苑南側に土橋の祝田橋が架けられました。祝田橋によって日比谷濠は東西に分断されてしまい、桜田門がある西側は凱旋堀と呼ばれるようになり、東側のみが日比谷濠と呼ばれるようになりました。
日比谷濠は皇居外苑角部で西方向と北方向のL字形になっています。かつてはL字形の角の部分に、隅櫓が設けられてありましたが、残念ながら現在はありません。
日比谷濠の南側の晴海通りの向こう側に、有名な日比谷公園があります。西側の日比谷通り沿いには帝国劇場、丸の内警察署、ザ・ペニンシュラ東京、DNタワー21があります。DNタワー21は旧第一生命会館で、太平洋戦争後のGHQ統治下時代はGHQ本部となり、マッカーサーと昭和天皇が会見した場所です。
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