　そらいろネット > 三浦半島観光地図 > 横須賀市 > 本町 > 明治天皇行在所跡

明治天皇行在所跡

明治天皇横須賀行在所入口

京急汐入駅下車　

徒歩6分




明治天皇横須賀行在所入口

　明治天皇横須賀行在所入り口を示す石碑です。一度、倒れたことがあるのでしょうか？石碑はかなり欠けて痛んでいますし、台座部分はコンクリート製になっています。倒れたのを補修して立て直したのか、ドブ板通り商店街の工事の際に路面をタイル張りにしたので、その際に台座部分をコンクリートで固めたのかもしれません。
　ほとんどの人が気が付かずに通り過ぎていると思います。お店の看板が建て掛けられたりして、少々邪魔者扱いされていたりもしますが・・・
　どこにあるか知っていますか？ドブ板通りにあるんですよ。
　石碑には「明治天皇横須賀行在所入口」と刻まれています。「行在所」は、「あんんざいしょ」と読みます。

三浦半島観光地図：横須賀市本町・ドブ板通り

写真撮影：2008年02月02日

明治天皇横須賀行在所入口

京急汐入駅下車　

徒歩6分




明治天皇横須賀行在所入口

　明治天皇横須賀行在所入り口を示す石碑は、ここにあります。わかりづらいですよね。
　石碑の場所はわかったけど、明治天皇横須賀行在所の入り口はどこだかわかりますか？この写真の中央奥に見える細い階段を登っていきます。正直なところ、明治天皇横須賀行在所の場所そのものを知らないと、たどり着くことはできないのではないかなーと思います。
　僕自身、「まさかこの先じゃないよなー」と思いつつ階段を登ってみたら、明治天皇横須賀行在所跡の石碑があったので驚きました。
　明治天皇は、45年間で神奈川県へは66回、横須賀へは16回も行幸されました。最初は1871年（明治4年）11月に品川から船で横須賀造船所を視察。1872年（明治5年）に新橋-横浜間に鉄道が開業したため鉄道で横浜まで汽車を利用し浦賀で軍艦に試乗。1890年（明治23年）以降は横須賀線を使用しました。

写真撮影：2008年02月02日

聖蹟	京急汐入駅下車　徒歩6分




聖蹟

　聖蹟の石碑です。
　明治天皇横須賀行在所は、この聖蹟のことです。向山行在所跡は、明治天皇が横須賀行幸の際、宿泊・休憩に利用した建物の跡地です。向山は、「むこうやま」と読みます。この地は明治時代～大正時代、向山海軍官舎があった場所です。ここには横須賀製鉄所建設に尽力したヴェルニーも宿泊しました。
　「向山」という地名の由来は、横須賀製鉄所に向かう山であったことから、向山と呼ばれるようになりました。当時はもう少し道路側に鼻のように突き出ていました。
　明治天皇が利用した建物跡ということで、「史跡」とはせず「聖蹟」としたのだと思います。「聖蹟」の文字は、海軍大将加藤寛治によるものです。海軍軍人で、1927年（昭和2年）4月1日に海軍大将に昇任しました。1870年（明治3年）10月26日～1939年（昭和14年）4月9日。

三浦半島観光地図：人物事典・ヴェルニー

写真撮影：2008年02月02日

明治天皇横須賀行在所址

京急汐入駅下車　

徒歩6分




明治天皇横須賀行在所址

　史跡名勝天然記念物保存法によって、史跡として1933年（昭和8年）12月に文部大臣によって指定されました。
　1936年（昭和11年）年4月、石碑が建設されました。
　1948年（昭和23年）6月29日、指定から解除されました。
　明治天皇は、横須賀製鉄所巡覧のため、浜離宮から数回にわたり横須賀に行幸されました。
　1881年（明治14年）、向山海軍官舎の建物は老朽化が激しかったため、JR横須賀駅近くにあった旅館藤倉で一泊しました。
　行幸の際の明治天皇の御料水は、聖ヨゼフ病院裏の井戸を使い、現在は「禁廷水」と刻まれています。

三浦半島観光地図：横須賀市東逸見町・JR横須賀駅

横須賀製鉄所：藤倉

写真撮影：2008年02月02日

諏訪公園

京急汐入駅下車　

徒歩6分