私が知っている観音崎自然博物館とは、だいぶ違うのですが・・・。古い絵葉書には、「観音崎自然博物館」と書かれてあったので、間違いないでしょう。
1953年(昭和28年)6月24日、観音崎観光株式会社によって、博物館と、水産生物研究所が完成しました。当時の博物館や研究所があった場所は、現在の場所とは異なり、道路の向かい側になります。
博物館では、出土した資料、船のスクリューなどが展示されていました。水産生物研究所では、日本で初めてマダイの養殖に成功しています。現在は、水産生物研究所はありません。
1989年(平成元年)、観音崎公園の整備によって、多々羅浜に続く丘にあった旧観音崎ホテルは移転しました。その後、観音崎自然博物館、ビジターセンター、レストラン、駐車場などが作られました。
道路を挟んだ向かい側には、噴水広場があります。噴水広場の奥から、観音崎公園のハイキングコースに上ることができます。
三浦半島観光地図:横須賀市鴨居・観音崎公園
周囲を観音崎公園の森と海に囲まれた自然豊かな場所ににあります。豊かな照葉樹林と、東京湾の自然岩礁海岸に囲まれています。東京湾集水域の環境、人との関わりなどを考察して展示を行っておいます。季節の花や昆虫、磯の生物、カエル、カニなどの生態の展示も行っています。三浦半島の自然への理解を深めることができます。
入館料は大人400円です。展示のわりには、ちょっと高いなって印象を受けます。でも、堅苦しい雰囲気ではなく、わかりやすくて楽しい博物館です。ボランティアが活躍している博物館でもあります。
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