浄土宗のお寺で、海潮院常勝山了正寺といいます。お寺の名前が、海潮寺→了照寺→了正寺と変更されていますが、経緯は明らかになっていません。
寛永3年(1626年)、登道上人により開山されました。寛文6年(1666年)、専龍上人によって中興され、伽藍の整備が行われ、文政3年(1820年)にはほぼ完成しました。
しかし、大正5年(1916年)に放火によって焼失し、再建まもない大正12年(1923年)には関東大震災で全壊してしまいました。
現在の本堂は大正14年(1925年)に仮の本堂として建てられたものです。庫裏は昭和45年に再建しました。
本尊は阿弥陀如来です。脇士は観世音菩薩、勢至菩薩、高祖善導大師座像があります。
創建以来、度々の火災や震災によって、貴重な仏像、仏具、宝物、古文書などが失われてしまい、過去帳の一部が残るのみとなってしまいました。
境内のお墓には、寛永年間などの江戸時代からの墓石が数多く残されています。
本堂にしては華奢な作りだなーと思っていたら、仮の本堂をそのまま利用していたんですね。
三浦半島観光地図:1923年-関東大震災
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