保久利地蔵と書いて、「ぽっくりじぞう」と読みます。
かつて、99歳で亡くなったおばあさんがいました。最後まで、病気をすることなく、天気が良ければ田畑で野良仕事をし、雨の日には家内で縫い物に励むなど、とても丈夫な人でした。
信心深い人柄で、いつも仏を念じて、粗衣粗食に甘んじて周囲の人たちに尽くした姿は、まるで生きる地蔵菩薩のようだったそうです。
そこで、一周忌にあたって建立されました。
地蔵菩薩とは、様々な悩みや苦しみにもだえる我々を救ってくれる菩薩様です。保久利とは、このようなご利益を永久に保ってくれるという意味とのこと。てっきり、苦しまずにポックリ逝けるのかと思って、熱心にお祈りしてしまった(^^ゞ
六地蔵とは、地獄は苦を代わり、餓鬼は飢渇を除き、畜生を解脱し、修羅を調伏し、人間を済度し、天上は五哀を離るのだそうです。あまり意味はわかりませんが、とりあえず凄そうだ。 |