自衛隊関連施設の公開に行くと、たまに出会うことのできる南極の石。
なんとなく形がアメフラシっぽいです。
今から約7億年前の先カンブリア紀にできたもので、白粒岩と呼ばれる種類の岩になります。地球上の陸地は今から6億年前を境にして、それ以前にできた楯状地と、それ以後にできた造山帯に分かれ、白粒岩は楯状地にしか見られません。は造山帯になる日本には存在しない石です。
輝石(褐色・緑色)、ガーネット(赤紫色)などの鉱石が入っていることがありますが、長い間に非常に高い温度と圧力を受けてできたためです。
石の表面の大小の穴や波上の形は、長い間、南極の風雪にさらされたためです。 |