今はまさしく、花咲く季節。
そんな花のひとつが、ヤグルマギク。ナポレオン3世を打ち破ったウイルヘルム皇帝の紋章となり、カイゼル皇帝の花と呼ばれ、ドイツの国花となっています。
学名は、ギリシャ神話のケンタウロス族の賢人の足を治した伝説から、ケンタウレーアの名前が付けられました。青いボンネットといった、ロマンチックな俗名も持っています。
フランスでは花が眼の病気を治すことから、メガネ壊し、つまりメガネが不要という意味を持ち、幸福のしるしとされています。花言葉は、幸福感やデリカシーなど。
コーン・フラワーと呼ばれるヤグルマギクの花の色合いを最高とする宝石が、ブルー・サファイアです。カシミール産に多く、白色やピンク色が見え隠れする色調です。澄んだ空の色から、9月の誕生石にもなっています。
|