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誕生石 |
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イエロー・ジルコン(Yellow zircon)。 |
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宝石言葉 |
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産みの悲しみ。 |
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誕生石物語 |
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春に産み付けられたアオガエルの卵は、梅雨を経て、今頃の季節には体長5cmほどのカエルに成長して庭先を訪れます。カエルは毎朝太陽神を生み、産室の女神が見上げるヘカテに捧げられる動物です。多産を意味し、胎児のシンボルでもあります。
4000年後、ヘカテはキリスト教によって、カエルをシンボルとする魔女の女王とされてしまいました。白い衣装に黄金のサンダルを履き、松明(たいまつ)を持った女神ヘカテは、出産時の女性の家に宿り、守る、天界の月の女神です。
ヘカテに捧げる日に最もふさわしい宝石がジルコンです。出産の苦しみを和らげてくれると信じられ、お守りにされてきた宝石です。ガラス状に光るイエロー・ジルコンの美しさは、とても見事なものです。
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誕生石の特徴 |
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ダイヤモンドに近い優れた光沢が魅力です。
モース硬度は10段階表示で、6.5〜7あります。宝石としては平均的で、通常に使用にはほとんど心配がいりません。
かなり多くの色調があり、透明度も高い宝石です。
あまり聞き慣れない名前のジルコンですが、光沢と反射の強い輝きは期待を裏切るようなことはないでしょう。
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誕生石占いと誕生石の力 |
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ジルコンはペルシャ語で金色、サンスクリット語で月食の意味を持っています。
断末魔の苦しみや激痛を和らげてくれるパワーを持っています。特に女性の出産のお守りとして、信じられてきた宝石です。
デリケートな女性心理と肉体のバランスを整え、恋愛にこだわりと持つ人の強い見方をしてくれます。 |
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もうひとつの誕生石 |
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ダイヤモンド。 |
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宝石言葉 |
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清浄無垢。 |
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誕生石物語 |
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イギリス女王のエリザベス1世は、富みや権力の象徴となっていたダイヤモンドを、女性の装飾品として素晴らしいものであることを身をもって示しました。
大英帝国で最高の地位に就いた女王ですが、生涯独身を貫いたため、その寂しさを癒すかのように、つねにまばゆい宝石で身を飾っていました。その中で、最も愛していた宝石がダイヤモンドでした。
ある肖像画では、数千個ものダイヤモンドをちりばめた衣装を身に付けていたほどです。 |