誕生石
トルコ石(Turquois)。
宝石言葉
神聖な愛。
誕生石物語
古代ローマの神事、ウオルカーナリア祭の日です。火の神ウオルカーマスを称える祭りで、夏の終わりの暑い大気によって乾燥した草から起こる火事を避けるための祭りです。
古代フィンランドでは、水の母とも呼ばれる女神ルオンノタル(イルマター)に捧げる日です。水鳥が女神の膝を草むらと勘違いして、巣作りして、6個の金の卵と、1個の鉄の卵を産み落としました。鉄の卵から世界が作られ、黄身は太陽に、白身は月になりましたという創世神話の女神です。
今の時期、雨が多い時期でもあります。アメリカのナバホ族は、雨季の儀式にトルコ石を川に投げ込んで願をかけたと言われています。危険から身を守り、的を外さず、宗教的儀式用の道具に装着された宝石がトルコ石です。
誕生石の特徴
トルコから産出されたわけではなく、ヨーロッパから遠いオリエンタルナシナイ半島からトルコを経由してやってきた宝石です。
不透明で、アピール性のある色をしています。
10段階で表示されウモース硬度は、5〜6あります。
内部は小結晶の集合体です。間に水分が含まれ、熱によって発熱し、割れる原因となりので火には要注意です。
誕生石占いと誕生石の力
自分の思い通りにいかないと気が済まないタイプです。その勝気さは魅力でもあり、弱さでもあります。
ときには人に弱みを見せることも大切です。その時の相手のアドバイスは、とても貴重なものになります。
雨季、儀式に用いられた聖なる宝石、女神イシスの恩恵を受けたトルコ石は、ワンランク上の魅力を引き出してくれます。
もうひとつの誕生石
ガーネット。
宝石言葉
真実の愛。
誕生石物語
和名はザクロ石と言います。
花崗岩や片麻岩の割れ目にあるガーネットの結晶が、熟したザクロの果実に似ていたからだと思われます。
原石はダイヤモンドよりもはるかに見事な斜方12面体をしており、宝石の中ではもっとも整った形の結晶をしています。
光の屈折率は最高で、石そのものが光の結晶であるかのような赤く澄み切った光を発します。
宝石の元祖とも言われ、古代の権力者はこぞって権力の象徴としてガーネットを身に付けていました。
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