誕生石
モモ珊瑚(Coral)。
宝石言葉
慈しむ愛。
誕生石物語
夏から秋の終わりまでの長期間、鮮やかな深紅の花を咲かせてくれるサルビア。
ハーブの一種で、ローマ時代から薬草や料理の香辛料として使われてきました。特に葉は、チーズ、ソーセージ、スープ、シチューの味付けとして使われてきました。
別名はセージ。ラテン語の「健康に良い」が語源です。強壮剤、胃、のどの薬としても使われます。花言葉は尊敬、知識。精神力、生命力を与え、悲しみをやわらげ、悪魔を防ぎ、少女の未来の夫を予見するという、ロマンティックな力を持つと言われています。
サルビア色の朱色に近い色、モモと呼ばれる珊瑚は、骨や体を丈夫にする炭酸カルシウムでできています。粉末を子供や妊婦に与えて、成長剤として使われることも。アクセント・カラーとしてコーディネートを楽しみたい宝石です。
誕生石の特徴
海が育ててくれる宝石のサンゴ。歴史的にも古く、約2000年前のものがイタリアから出土しています。
枝状に形成されることから、植物だと考えられてきました。
10段階で表示されるモース硬度は、3.5〜4しかありません。傷のつきやすい宝石で、落としたり衝撃にも注意が必要です。
傷付いたり、化粧品や温泉で光沢が失われた場合、ものによっては再研磨することで光沢が蘇えることもあります。
誕生石占いと誕生石の力
想像力が豊かで、夢見るロマンティストです。
優しさが利用されることもあって、慎重になってガードを固くして、疲れてしまうことがあります。
相手を信用すること、包容力が解決のキーポイントになります。
ピリッと効かせたアクセントカラー、海が育てたおおらかな宝石サンゴは、身に付けていれば寛容さを与えてくれ疲れを解消してくれるでしょう。
もうひとつの誕生石
パール。
宝石言葉
健康、長寿。
誕生石物語
万葉集の中には、おびただしい数の真珠の賛歌が収められています。
「海の底、しずく白玉風ふきて、海は荒るとも、取らずはやまじ」
この歌も万葉集に納められており、日本人にとっては古くから親しまれ、愛されてきた宝石だということがわかります。
紺碧の海の底にひっそりと暮らす貝から生まれる真珠は、天の甘露とも呼ばれ、この世の中で最も神秘的なものだと考えられていました。
海辺に面した街には、真珠の精との悲しくも美しい恋の物語が各地で伝えられています。
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