誕生石
マンダリン・ガーネット(Mandarin garnet)。
宝石言葉
裕福。
誕生石物語
カキ、ナシ、リンゴなど、果物が実り、まさに食欲の秋。果物の収穫の月です。真っ白なエプロンを身に付けて、ジャムやパイを造りたくなってきます。
エプロンは豊穣(ほうじょう)、性的能力を含むものです。旧約聖書、創世記に出てくるエプロンは、アダムとイブが腰に巻いたイチジクの葉です。性的なものを隠す意味を持ちます。
食べるのに欠かせないのは、ナイフとフォーク、それにスプーンです。「スプーンを握って生まれた」と言えば、裕福な家に生まれ、食べ物に困らないことを意味しています。彫刻を施したラブ・スプーンは、男性から愛する女性へ贈ったり、父から娘に贈ります。
秋の陽だまりのような果物の名前の宝石がマンダリン・ガーネットです。秋の実りの色が秋の日に輝きます。
誕生石の特徴
果物のマンダリン・オレンジのようなオレンジ色を帯びた赤色ガーネットを、マンダリン・ガーネットと呼びます。
10段階で表示されるモース硬度は7.5あり高いです。
原子の結び付きの弱い面から剥がれたりするような性質もなく、熱や薬品にも対抗する力を持った優秀な宝石です。
誕生石占いと誕生石の力
知的で理性的です。計画性を持って、コツコツと貯金するタイプです。
時には自分への投資も必要でしょう。
シンガポールでは新年に金を意味するマンダリン・オレンジを、裕福や、鐘が貯まる意味を込めて贈り、飾り付ける風習があります。
マンダリン・オレンジ色の宝石マンダリン・ガーネットは、計画をスムーズに運んでくれるパワーを持ちます。
もうひとつの誕生石
パール。
宝石言葉
健康・長寿。
誕生石物語
真珠のことをパールと呼びますが、イタリア語で「ペルラ」が語源となっています。ラテン語では「小さな洋ナシ」という意味のピルーラからきた言葉です。
言葉の由来からも分かるとおり、天然の真珠は洋ナシのようにちょっと歪んだ円形をしており、真円形のものははとても珍しいものでした。
現在、真円形のパールが広く出回っていますが、これは御木本幸吉によって真珠養殖技術が確立されたためです。 |