1800年代の北欧で、アマチュア園芸家が、野生のサンシキスミレ、他の野生スミレ、近東のスミレを交配して生まれた園芸品種です。日本では秋蒔きの越年草として扱われます。
200年に及び品種改良が行われ、もっとも豊富な花色を持つ園芸植物のひとつとなっています。
花はわずかに重なった2枚の上側の花弁、2枚の脇の花弁、下側3枚の花弁が結合するヒゲ、およびわずかな切れ込みを持つ1枚の下側の花弁からなります。
中輪〜大輪の品種をパンジーと呼び、小輪〜中輪の品種をビオラと呼びます。
耐寒性はありますが、暑さには弱い性質があります。日本では、夏の暑さで枯れてしまうのが普通です。
パンジーを低木や潅木の下に植え、雑草を抑制する生物マルチングのような使用法もあります。
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