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虫刺症・ムシ刺され


虫刺症・ムシ刺されの概要は?

おもな症状

 

突然の激しいかゆみとともに出現する、紅色の盛り上がり。
水疱
潰瘍

症状が似ている病気

 

蕁麻疹(じんましん)
多型滲出性紅斑(たけいしんしゅつせいこうはん)
痒疹
薬疹薬疹
中毒疹

起こりやすい合併症

 

アナフィラキシーショック


虫刺症・ムシ刺されってどんな病気?

血吸うたろか?

 

イメージ画像 カ(蚊)・ノミ・ダニ・ブユ(ブヨ)などによる吸血昆虫や、ハチ(蜂)・アリ(蟻)などによる非吸血昆虫に刺されることによって起こります。激しいかゆみと、紅色の盛り上がった皮疹を生じる病気です。
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減少傾向にありますが・・・

 

 生活環境が整えられ、原因となる昆虫そのものが減少しているので、虫刺症も減少傾向にあります。
 しかし、アタマジラミの集団発生、ペットの寄生昆虫による虫刺症が増加しているので、注意が必要です。


虫刺症・ムシ刺されの症状は?

かゆみと、赤いふくらみ

 

イメージ画像 昆虫に刺された直後、あるいはしらばらく後に、刺されたところを中心に激しいかゆみとともに、紅色の盛り上がりが生じます。

虫によって症状が違います

 

 原因となる昆虫によって、症状に特徴があります。
 ダニによる虫刺症は、下腹部や、大腿内側などの、皮膚の柔らかい部位に多いです。
 ブユ(ブヨ)によるものは、小出血点をともないます。
 ハチ(蜂)によるものは激痛があり、ときに全身に蕁麻疹(じんましん)が発生し、ショック状態を引き起こす場合があります。
 ムカデには噛む種類のものがあり、痛み、腫れ、赤みを引き起こします。症状が48時間以上続くことはほとんどありません。
 クモは、クロゴケグモとドクイトグモに刺されると重い症状を引き起こしますが、日本には生息していません。

ハチ(蜂)には注意が必要です

 

 日本では、ハチ刺傷による死亡者が年間に40人〜50人ほどいます。毒ヘビによる死亡者数をはるかに上回っています。
 ヒトに襲い掛かるハチは、ミツバチ科と、スズメバチ科の2つの科に属していますが、養蜂家はミツバチに刺されることが多く、農業・林業従事者はスズメバチやアシナガバチに刺されることが多いです。一般の人が偶然に刺されてしまう場合は、スズメバチが多いです。
 体重450gあたり10回程度までは刺されても死に至ることはないと考えられています。平均的な体重の成人は、1000回以上刺されても耐えられますが、子供は500回程度刺されると死に至る危険性があります。アレルギーがある場合は、1回刺されただけでアナフィラキシー反応で死に至ることもあります。
 ハチの毒は水溶性なので、刺されたら毒を出して、水で洗い流すと効果的です。黒い服や、濃い青い服、香水などはハチを刺激するので注意しましょう。
家庭の医学:ハチ刺症・ハチ刺され

アナフィラキシーショック

 

 ハチ刺傷による全身性アナフィラキシーショック反応は、刺傷後数分〜15分であらわれます。重症なものほど、早くあらわれます。
 全身のじんま疹、紅潮、血管浮腫(けっかんふしゅ)、声門浮腫、呼吸困難、下痢、嘔吐、低血圧、意識喪失、痙攣(けいれん)などのショック症状があらわれ、生命の危険があります。
 全身症状があらわれなくても、刺傷部分の周囲の反応が大きい場合には、次に刺された時に全身性アナフィラキシー反応を起こす可能性が高くなります。


痒み・掻痒とは?

引っ掻きたい衝動

 

イメージ画像 痒み・掻痒とは、掻きたくなる衝動を起こす皮膚、鼻粘膜、眼の結膜の不快な感覚です。皮膚や粘膜の痒み受容器が、さまざまな物質によって刺激され、神経によって脳に伝達し、痒みとして感じられると考えられています。
 痒みを起こす代表的な物質が、ヒスタミンです。一般的に痒み止めといわれる薬は、抗ヒスタミン薬です。蕁麻疹の痒みは抗ヒスタミン薬で抑えることができます。湿疹、痒疹、虫刺されの痒みに対しては、抗ヒスタミン薬はあまり効果がありません。


虫刺症・ムシ刺されの治療法は?

軽症なら消毒する程度で

 

イメージ画像 カ(蚊)などによる軽症の場合は、特に治療をしなくても、数時間もすれば治癒します。気になるようでしたら、市販の虫刺され薬を塗っておけばかゆみがやわらぎます。

かゆみがひどい時

 

 かゆみがひどい場合には、ステロイド外用薬と、抗ヒスタミン薬の内服が一般的です。

アナフィラキシーショックを起こした時

 

 生命の危険があるため、早急な治療が必要です。
 副腎皮質ステロイド剤の静脈注射をおこない、血管の確保、塩酸エピレナミンの皮下注射をおこないます。


ヒスタミンとは?

活性アミンの一種

 

イメージ画像 ヒスタミンとは、ヒスチジンというアミノ酸から合成される活性アミンの一種です。動物、植物の両方に広く存在しています。動物では、アレルギーやショックなどの症状を起こす主要な物質です。リンパ球などの白血球を活性化して、炎症にも関係する物質です。
 皮膚、小腸、肺などの臓器では、マスト細胞に含まれており、免疫グロブリンEという抗体と抗原の結合によって分泌されます。

抗ヒスタミン薬

 

 ヒスタミンは、皮膚では毛細血管の拡張、浮腫、痒みを引き起こし、この反応がアレルギー症状となります。ヒスタミンが多量に分泌されると血圧が下がり、ショックとなります。これらの作用は、ヒスタミンH1受容体にヒスタミンが結合して起こるもので、この作用を止める薬が抗ヒスタミン薬と呼ばれています。
 ヒスタミンは胃の細胞からも分泌され、胃酸分泌を増加する作用があります。この作用は、ヒスタミンH2受容体にヒスタミンが結合して起こるもので、この作用を止める薬は胃潰瘍の治療に広く使われています。

虫刺症・ムシ刺されかなと思ったら?

逃げるが勝ち

 

イメージ画像 再発を予防するためには、原因となる昆虫の検索と駆除をおこないます。駆除ができない場合や、ハチが襲ってきた場合は、逃げ出した方が良いでしょう。
 虫除け剤も効果的です。

そうは言っても仕事ですから・・・

 

 養蜂業者、林業、蜂の巣駆除業者では、再びハチに刺される可能性が高くなります。
 そのような場合は、ハチ毒による減感作療法(アレルゲン免疫療法)が効果的です。


昆虫アレルギーもあります

気道アレルギー

 

イメージ画像 昆虫が起因する病気の中には、昆虫アレルギーがあります。いわゆる気管支喘息や、アレルギー性鼻炎です。
 チョウ(蝶)、ガ(蛾)などのりんぷんが原因であったり、ゴキブリの糞、ダニの虫体や糞などが原因で発症します。
 常に部屋の中の風通しを良くし、清潔に保っておくことが予防になります。


ブユ(ブヨ)に襲われました(>_<)

釣りに行った時

 

イメージ画像 今までブユ(ブヨ)という名前は聞いたことはありましたが、どんなものなのか、まったく知りませんでした。
 海釣りに出掛けた時のこと、磯で周囲には潮溜まりや、釣り客が残した撒き餌が散乱していました。撒き餌の臭いのため、小バエがたくさんいました。ところがその小バエがブユ(ブヨ)だったんですよ!磯ブヨとか、イソヌカカとか呼ばれる小さな昆虫。
 ブユ(ブヨ)っていうのは姑息なヤツでして、刺した時は痛みも、かゆみもなく気が付かないことが多いんですが、半日くらいすると刺されたところが赤く腫れて、痛くてかゆくなるんです。1週間くらい赤みがひきませんでした。
 この日以来、野外でのレジャーの時には、必ず携帯式の虫除けを持ち歩くようにしています。

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