カロテノイドのプロビタミンA以外の作用としては、抗酸化作用と免疫賦活作用が考えられています。
野菜や果物の摂取によって、心疾患やガンの発症リスクが低減すると示唆されていますが、野菜や果物の示す作用がカロテノイドの関与をどれだけ受けているかは、必ずしも特定されていません。
β-カロテンをサプリメントとして大量に摂取した試験の結果を総合すると、β-カロテンの大量摂取は発ガンや循環器疾患のいずれに対しても無効であるか、あるいは有害という結果となりました。
カロテノイドの欠乏症がなければ、無理して摂取する必要はないと考えられています。
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