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早く起きてしまう射精 |
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最近の定義では、「射精のコントロールが苦手で、本人が望む前に射精が起きてしまう場合」を、早漏と定義しています。
一般的には膣内に挿入した後、1分〜2分以内に射精してしまうと早漏と呼ばれます。時間に関わらず、パートナーが満足できる前に射精してしまうことも早漏と呼ばれます。
重症度はさまざまで、挿入前に射精してしまう場合から、2回〜3回のピストン運動で射精してしまう場合まで、さまざまです。 |
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原因 |
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深層にある原因が何であれ、性感覚の過敏症という直接的な原因を変化させない限り、早漏が治ることはありません。
誤ったセルフプレジャーの方法、不安、イライラ、疲労、環境の変化なども考えられますが、詳細な原因は不明です。 |
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診断 |
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パートナーに挿入してから射精するまでの時間を計ってもらい、2分以内なら早漏と考えられます。しかし、パートナーの満足度によって異なります。 |
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治療法 |
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ストップ・スタート法が有効です。他にも、スクウィーズ法、コンドーム・マス法などがあります。
どの治療法も、射精直前の独特の感覚を察知して刺激を止め、射精反応をコントロールするコツを掴む治療法です。
重症の患者さんには、抗不安薬や選択的セロトニン再取り込み阻害薬を使用する薬物療法が併用されます。 |
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早漏かなと思ったら? |
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精神療法、行動療法などがあるので、泌尿器科、もしくは精神科を受診するようにしてください。
膣内に挿入する前に射精してしまう場合、不妊症になります。妊娠を希望する場合、専門の泌尿器科を受診する必要があります。 |