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下垂体の腫瘍 |
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末端肥大症の大部分は、成長ホルモンを作る下垂体(かすいたい)の腫瘍によって引き起こされます。 |
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腫瘍ができる原因 |
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下垂体に成長ホルモンを作る腫瘍が生じる原因については、はっきりとしたことはわかっていません。もともと成長ホルモンを作っている細胞が腫瘍化し、成長ホルモンを過剰に生産してしまい、分泌するようになると考えられています。
非常にまれなケースですが、下垂体以外に成長ホルモンを作る腫瘍が発生することもあります。 |
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特殊なケース |
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四肢が長くなるため、指を伸ばしたいピアニスト、バイオリニスト、足を伸ばしたいダンサー、バレリーナ、モデルなどが、成長ホルモンによるドーピングが原因で発症することもあります。
しかし、他の部分の筋肉が収縮するため、身長が伸びなかったり、身体のほかの部分の筋肉が衰えたり、骨がもろくなるなどの副作用があります。薬剤の使用が原因で発症した場合は、社会復帰できる人は非常に少なくなります。 |
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